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DX時代の人材確保と育成 書籍:世界を変える100の技術 日経テクノロジー展望2024

世界を変える100の技術
日経テクノロジー展望2024

発行:株式会社日経BP
定価:2,400円(税別)

2024年8月、テレビ向け大型液晶パネルの国内生産が終了しましました。1980年代をピークに、世界中の市場を席巻した日本の家電業界は見る影もありません。また、自動車業界も、EV、SDVと商品の価値が大きく変動し、これまでとは違う経営戦略を求められています。スティーブ・ジョブズが音楽をデータ化し、ネットワーク上で取り扱うスキームを確立して、CDやMD、再生装置は市場の主役から消えて行きました。どれだけ媒体が売れたかではなく、再生回数が重要な市場にあっという間に変遷しました。これらは、DXの一例であって、大容量通信ネットワーク、AIの進化、量子コンピュータの登場など、今後益々、市場パラダイムの変化は、大きくかつ速くなって行くことは誰も止められない流れです。

企業経営において、このテクノロジーの変化を的確に掌握し、次の社会像を描く能力は、経営者にとってなくてはならない能力かも知れません。「世界を変える100の技術」は、日経BP社の雑誌やサイトの編集長、総合研究所のラボ所長など総勢50人が、今後世界を変える可能性があるテクノロジーを100件選出し、紹介している著書です。ここで紹介するのは、日経テクノロジー展望2024版ですが、既に2025版も発売されています。この著書で紹介されていた「ペロブスカイト太陽電池」は、既にブレイクの兆しが出ており、太陽光発電の仕組みも変わるかも知れません。

追いかけるのか、留まるのか、何が正解なのか、筆者にもわかりませんが、技術動向を知らないでは済まされないのが現実であり、識見をアップデートするための材料として、同書を手元に置いてみてはいかがでしょうか。