Make You Happy 安心・安全な鉄骨造で
社会に貢献想像し、創造する
Hグレード工場の実力

株式会社
櫻本鉄工

未来に残るものをつくる
感動と誇りがここにある

「櫻本鉄工」は昭和43年に創業し、同57年に株式会社櫻本鉄工に改組して今日まで業務の拡大を進めてきました。平成17年には鉄骨製作工場が適正な品質の建築鉄骨を生産・供給するために必要な品質管理能力と技術力を保有していることを証明する「鉄骨製作工場認定制度」(国土交通大臣認定)においてHグレードを取得しています。鉄骨製作工場の評価は溶接を伴う建築構造物を建築規模、使用する鋼材等により5つのグレードに区分されており、国内に数社しかない最高位のSグレードに次ぐHグレードは対応できる建築物の範囲が広く、国内トップクラスの技術力を有する企業であることを意味しています。

「創業当時は両親が家の庭先で仕事をしていた小規模なものでしたが、40数年前に今の場所に工場を構えました。当時はこの辺りにも鉄骨屋さんが多くあった時代でした。その中で会社が生き残っていくことができたのは、父が東京の仕事をやるようになったからです。首都圏は物量も規模も地方とは違いますので、そこに進出したのは当社にとって大きな変革になりました。しかしその後のバブル崩壊やリーマンショックで大打撃を受け、この業界は長期にわたる低迷期に突入することになります。そんな中でも父は人脈を築き信頼を得る努力を重ね、それが仕事につながっていきました。また、苦しい時代から今日まで現場を守り、後進の育成に力を注いでくれた荏本工場長のような人がいてくれることも、この会社が成り立っている要因だと思います」と話を聞かせてくださるのは代表取締役社長の櫻本勇次さんです。会社が低迷期から復活していく原動力となったのは、人の輪と、社員の存在という櫻本鉄工では「人材」を「人財」と考えています。

高いレベルへの挑戦と実績
多様化するニーズに
技術力と創造力で応える

櫻本鉄工では病院や学校をはじめとする公共施設や商業施設、首都圏の高層ビルなど鉄骨を躯体としたさまざまな建築物に携わっています。「オリンピック関連施設や世界最大級の音楽アリーナ『Kアリーナ横浜』の仕事もしました。当社はR形状の特殊鉄骨など難易度の高い部分を任されることが非常に多くあります。このように多岐にわたるニーズにお応えできるのは、図面製作などの設計管理から工場内組立・溶接、品質管理・検査まで全て自社で完結できるという強みがあるからです。早くから3次元鉄骨専用CADを導入するなど、要求される品質と納期を守るため、最新の設備と技術レベルの向上に努めてきた成果であると言えます。人財育成については各班の班長さんが指導に当たる他、溶接試験等や卒業生の採用などポリテクセンターも利用させてもらっています。各種資格試験については交通費等も含めて受験に関わる費用は会社が全面的にサポートし、さらに資格取得によって給料を上げるなど目に見える形で評価をしています。たとえ入社時には知識や技術がなくても確実にスキルを身につけることができる体制が整っています。有資格者が揃っているということは、お客様に対してきちんとした責任が果たせることの保証になります。確かな技術を持つ人財が揃っていることも当社の大きな強みです」と話す櫻本社長。その視線は常に業界の未来を見据え、社長は現在山梨県鉄構溶接協会の副会長も務めています。全国鐵構工業協会の会議等に出席して得た情報の伝達や、講習会・勉強会等の開催準備など、県内の鉄構業界の発展にも尽力されています。

  • 専務取締役 櫻本 哲也さん  代表取締役 櫻本 勇次さん
  • 製造部 工場長 荏本 昭良さん

幸せな未来を願い
『100年企業』を目指す

2年前には鉄骨業のイメージを一新するスタイリッシュな新社屋が完成しました。「新社屋には社員が気持ちよく働ける職場環境をつくる目的もあります。建物内は明るく快適で居心地の良い空間となっていて、『社長のおごり自販機』や食堂があり、休憩スペースもリラックス感あるつくりになっています。『八ヶ岳食堂』『南アルプスラウンジ』『富士山ホール』『北岳ホール』と名付けられた室内の窓からはその名の通りの景観が眺められるんです。建物の横を流れる川沿いにウッドデッキも設け、バーベキューやお花見、夏はかき氷、冬はイルミネーションなどを楽しんでいます。設備だけではなく、子育てに関するサポート体制を整え『くるみん認定』も取得して、働きやすい職場づくりを推進しています」と笑顔で話してくださったのは専務取締役の櫻本哲也さんです。このような取り組みからも、人は財産「人財」であると考える櫻本鉄工の姿勢がうかがえます。「せっかく櫻本に入社してくれた社員です。その人たちに気持ちよくがんばってもらうためにどうすればいいか、ということを常に考えて会社の運営をしています」と社長。新社屋では、部署を超えた社員同士のコミュニケーションも自然に生まれています。

創業から57年を迎え「100年企業」を目指し、「安心・安全な鉄骨造で社会に貢献する」という経営理念のもと櫻本鉄工は未来に向かって前進しています。「多様化する社会のニーズにお応えし、決して手を抜かず、最高の技術で信頼される鉄骨建物をつくり続けて社会に貢献し、お客様、社員みんなの幸せに繋げていきたいと考えています。そのためにこれからも全力を尽くしていきます」。

  • 櫻本鉄工が鉄骨を手がけた
    韮崎市の株式会社ササキ本社社屋
    施工:株式会社内藤ハウス

株式会社 櫻本鉄工

所 在 地:
山梨県南アルプス市有野3442-3
TEL.055-285-2237
事業内容:
鉄構造物工事設計施工、
一般総合建築工事設計施工