新しい経済がはじまる
著者 内橋 克人
岩波新書 924円(税込)
【共生社会を目指して】の本文中でも紹介しました「共生の大地」。冒頭にある「協働の思想」を初めて実践に移した「ロッチテール綱領」、19世紀に世界で初めて誕生した消費生活協同組合のバイブルです。「一人は万人のために、万人は一人のために」に象徴される「協働の思想」、現代社会が抱える深刻な課題解決のために必要な考え方かも知れません。その精神はラグビーにも引き継がれ「One For All、All For One」として残っています。ノーサイドになればお互いの健闘を称えあう社会が、故内橋克人氏が望んだ社会かも知れません。