「SDGs」をより考える材料として本を紹介します。
ひとりひとりが、時代を繋ぐために何ができるのかを考えるきっかけとなる書籍

2030年の世界地図帳

著者　落合陽一　
SBクリエイティブ株式会社
1,500円(税別)

「SDGs」を大きな視点で捉える足がかりとなる1冊。デジタルテクノロジーの影響や貧困・格差問題、環境問題などについて、統計データをもとに2030年の世界を著者が読み解きます。「SDGs」の意義を分かりやすく解説する一方で、著者自身の強い主張が控えられているため、一人ひとりに今の世界を見つめなおすきっかけを与えてくれます。

グレタ　たったひとりのストライキ

著者　マレーナ・エルンマン／
　　　ベアタ・エルンマン／
　　　グレタ・トゥーンベリ
海と月社　1,600円(税別)

SNSにより世界的に有名になったスウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリ。本作はグレタの母がまとめたグレタの活動と家族の記録です。徹底した環境への配慮や、権力に忖度しない態度など、気力・体力、労力をかけて行動を続ける様子に「覚悟とはなにか」を考えさせられます。世界各地での「グレタのスピーチ」も多数収録。

薪を焚く

著者 ラーシュ・ミッティング
株式会社晶文社
3,300円(税別)

生活に欠かせない技術として受け継がれ、現在もノルウェーの生活文化に根づいている「薪を焚く」生活をめぐる人々と社会の物語。エネルギー問題に取り組む社会の変遷や、薪で暖を取るための実践的な知恵と技術を説明しつつ、本当に持続可能なサイクルを実現させるためには手間と代償を負うことが必要不可欠なことを教えてくれます。